私は、大学時代に京王電鉄の電車を使うことが多かったのですが、京王線府中駅の高架化工事を行っているのを週何日か見ていた時期がありました。丁度下り線の工事について、2番線は完成していたのですが、1番線の工事を行っていた時が1年次の時でしたので、府中駅に電車が進入して行く時に電車から工事の進捗状態を見ていて、完成を楽しみにしていました。そうした日々が続いた、ある秋の夕方近くに、1番線の線路を見ると、線路上にトラックが止まっているのを見て驚きました。工事用のトラックということは判るのですが、どうやって高架の線路に入ったのかについて、凝視するかのように、そのトラックを見ると、下回りに線路を走れる様に金属製の車輪が付いていました。その数週間後に発売された鉄道雑誌に、府中駅工事に際して使われている、こういったトラックの写真が掲載されていました。これも驚くのですが、名前がウニモグということも書かれており、道路を走る時はタイヤを使い、線路に入る時は下回りの車輪を出して、線路上を走れるようにするというもので、元々ドイツで開発されたものということが、解説に書かれていました。ウニモグは、その後も首都圏の鉄道工事が行われている箇所で見かけることがありましたが、私の実家の辺りでは見かけたことがなく、その後、私が大学を卒業して或る程度年数が経った後は、見かけないものになっていました。この様に便利な車であれば、使わない手はないと思われるのですが、メンテナンスにコストがかかり過ぎる等の理由で消えていったのであれば、残念な気がします。